水道方式
本日の「SSKCLUBとともに」のブログに遠山啓氏の記事が掲載されていた。だんだん算数に目が向くようになると、結構古い記事でも新鮮に感じるようになる。
正直、ここに目をつけたとは凄い!
http://with-sskclub.blog.ocn.ne.jp/blog/2009/10/1953_a088.html
少し、関連したことを話すと、遠山氏は「水道方式」の創設者でもあり、『KIDSテキスト』のチップも水道方式のタイルを参考にしている。
写真(1984)は、西尾市米津小学校の松崎重弘先生の「タイルを使った大きな数」である。(この先生から水道方式を教えて頂いた。)
タイルを使って量感を養い、筆算へ結びつけるのが水道方式である。SSKCLUBはチップを使って計数そろばんへ結びつけている点は同じ原理であるが、計数そろばんは「入れる、はらう」という操作がある点がタイルより更に優れている教具だと思う。
現在では筆算は算数の主流になっているが、1953年当時は、暗算(珠算式暗算)を重んじていたため、量を無視されていた。したがって算数検定教科書からは外されてしまったが、現在ではしっかり量を意識した内容となっている。
「珠算も量に結びつけば算数になる。」
この簡単なことに気がつかない限り、珠算は昭和時代に取り残された教育になるような気がする。
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