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教材について

小学校の算数で子どもがわからなくなる原因は、「教材の悪さが№1」だと言われている。日本中の沢山の子どもたちがつまづくような問題は、子どもが悪いとは言えないのである。

ましてや現在の日本のように政治改革ができない国では、教科書の信仰も強いので、今後も『教育改革は難しい』と思われる。特に敗戦までの教科書は、絶対的なものとされていた。

例えば、1年生の子どもが、11を101と書くと、「この子は頭が悪い」と片付けられてしまう。一体こんな矛盾があってよいのだろうか?

珠算は昔から算数に依存しているところがあるため、珠算の教材も算数と同じように「できないのは子どもが悪い」とされてきた。特に1年生の合成分解は、散々なものである。このような指導が原因で「能力の序列」というものが生まれたのである。

実際に子どもたちを教えていると、理解が止まっているのではなく、「理解が早いか遅いかの違いだけ」である。遅い子どもは、「理解するまで待ってあげる優しさ」が指導者には必要である。

小学生の80%以上は「競争は嫌」という考えをもっている。テストで差をつけることに目標を置くと、時間を短くしたりするようになる。別に数秒速く計算ができるようになっても、『思考力が上がらなければ、算数としての価値は限りなくゼロに等しい。』

重要なのは、教え込み・詰め込みで進級を急ぐのではなく、『子どもの理解度を最優先する』ということである。この意識が指導者にあれば、何も検定試験に合わせて急き立てる必要は全く無い。

子どもの時間は大人よりはるかに多い。「ゆっくり やればいいじゃん!」

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