岐阜県本部講習会
一昨日、岐阜県高山市で講習会が終わった。
今回のテーマは、『Lesson5 』・『ザ・わり算』・『ザ・わり算2』であった。
一般的にテキストは順番通り指導すれば別に問題はないが、指導者はテキストの流れや関連性を把握しておくことが大切である。
特にわり算は、かけ算とかなり関連性が高いので、かけ算の導入時点にわり算を意識しておく必要がある。
例えば、トンネルを掘る場合、入口だけを決めて堀ることはあり得ない。必ず入口と出口を連携しながら進む。つまり、入口が「かけ算」であれば出口は「わり算」ということになるだろう。
かけ算の意味がしっかり定着すれば、わり算の意味も分かり易くなるし、かけ算の計算の仕組みが分かれば、「あまりのあるわり算」は「わりきれるわり算」と統合され易くなる。
かけ算とわり算を関連付けないで指導した場合、時に遡及禁止が起きることがあるので、やはり指導者の能力は絶対的なものになる。
指導者の「パニック」は最悪であるから、くれぐれも『テキスト』以外の教材を使用しないことである。これが[学習効果の負の転移]の始まりになる。
『テキスト』は、意図的に関連づけて作成しているので、その箇所を注意して見つけて欲しい。これがキーワードである。
最後に一番厄介なのは自分の指導力の無さを自覚しないことである。
『テキスト』をうまく使いこなすことは、まず講習を受け、そして教育に謙虚になることである。
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