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計算のきまり

『計算のきまり 解説&解答書』が発売された。

『計算のきまり』がなぜ珠算に必要なのか?一般的に珠算は与えられた計算を解くことが目的であるが、「計算に強い」というのは実は計算を「速く、正しく解く」ことだけではない。

次の調査報告を見て頂きたい。

平成15年度(国立教育政策研究所教育課程実施状況調査センター)において、「式と計算」に関わる問題結果が下記のように得られた。

問題1  3+2×4   通過率 4年生73.6%  5年生66.0%    6年生58.1%

※ 4年生は「式と計算」を学習した直後の調査

問題2  8+0.5×2  通過率 5年生57.2%

問題の結果から、学年が上がると通過率が下がる。小数計算になると、通過率はさらに悪くなる。

そこでSSKCLUBの生徒に同じ検査をしたところ次の結果が得られた。

問題1  通過率 4年生(53名)58%   5年生(56名)73%   6年生(39名)74%

※ 4年生は「式と計算」を未学習の調査

問題2 通過率 5年生75%  6年生82%

問題1・2の結果から5・6年生は、SSKCLUBの生徒の方が通過率が高い。これが日ごろ言っている「スパイラル的な学習は大切である」ということである。

いくら「計算の達人」と言われても、3+2×4を間違えたら子どもも親もショックである。SSKCLUBは、従来の珠算の計算力に算数力をプラスすることによって、「算数的計算力」のある児童を育てることが可能になる。

今、子どもや親たちが求めているのは、高い計算技術よりむしろこのような「算数的計算力」ではないだろうか?

 

 

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