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教育感覚

SSKCLUBにはテキストの解説書やマニュアルがあるが、これは一般的な概論にすぎない。

例えば、「5の合成分解」にしても2+3=5の加法の流れから、「2をはらって 5をいれる」方が自然で、1年生はこの算法の方が分かりやすい。

さらにテキストは、11+44から22+44、13+24、43+41、34+42へと少しずつ難しく作問してあるので、つながりが自然に分かるようになっている。しかし、児童の能力は一人ひとり違うから、中には問題の構成が理解できない者もいる。そこで、理解不足の児童に対して先生の能力が必要となるわけである。

指導者は、児童の解答に○×をつけることが仕事ではない。いかに間違いを減らせるか?または問題と問題の関連性を分かり易く説明できるか?である。

長い説明が○ではない。短い説明でもOKである。

これは長いキャリアより、「教育感覚」があるかどうかの方が大切である。分かりやすく言えば、すばやく子どもの能力を見抜いたり、合成分解の問題の難易度を発見できることである。

授業中は明るく元気よく教えていても、心の中では厳しい分析をしていないと、児童の学習は待ってはくれない。

この文章を読んだら、意識を持って授業を進めてもらいたい。

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