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分類テキスト

KIDSテキストに『KIDS Classification (分類)』がある。その中のP12~P15は、一次概念や二次概念の分類とは少し異なる分類法で構成されている。 

滝沢武久著の『子どもの思考力』の中に、四つの分類法が記載されているので紹介してみる。

★ いま、子どもに「人、腕時計、定規」の三つの中から、似ているものを二つ選ばせてみる。

(1)種類別分類・腕時計と定規。(いずれも測定の道具)

(2)用途別分類・人と腕時計。(人が腕時計をはめるから)

(3)場所別分類・腕時計と定規。(いずれも家の中にある)

(4)分析的分類・腕時計と定規。(表面に数字が書かれている)

一般的に、大人は種類別分類をおこなうし、年長児は、種類別分類か分析的分類のいずれかをとる。※年中児は用途別分類が多い。ここで用途別分類や場所別分類が未熟な思考力であると決めつけることはよくない。むしろ社会的・文化的な環境が分類と大きく関わっていることを知ることが大切である。

『KIDS 1』と『KIDS Classification (分類)』は、検査テキストである。つまり幼児の能力および家庭教育を測定することをふまえて使用することが目的である。子どもが発した答えの理由を聞いてあげることにより、子どもの思考力が見えてくる。とかく珠算教育は、大人の理論を教え込もうとしたがる。しかし、教え込まれたからといって、子どもの思考が簡単に変容することはあり得ない。

子どもの思考力は発達段階を反映したものであるから、指導者が正しいことを教え込もうとしても、子どもの頭の中で同化させるには「同化できるような学習方法で教えなければ何もならない」のである。

P12の分類は、まさに子どもの思考力が色濃く現れる問題である。

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