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教育のひとりごと

イギリスの心理学者リチャード・リンが、日本人とアメリカ人の知能指数の差(『自然』297号 1982年)について次のような発表をした。

現代の日本の子どもの平均的知能指数は111ないし112であって、アメリカ人の子どもの平均知能指数100に比べると11も高い。また1910年代、1930年代、1940年代に生まれた成人も含めて、130以上の知能指数を持つ者は、西欧やアメリカには全体の2%しかいないのに、日本人では約10%もおり、これによって日本人の知能がアメリカ人より非常に優れていることがわかる。

とくに注目する点は、戦後の知能指数が、新生児の健康の向上と食事の改善の影響で、体重の増加に繋がり著しく上がったことである。つまり高度経済成長により所得が増加し、食生活の改善から健康に繋がり、知能が向上したということであろう。したがって当たり前のようにきちんとした食生活をすれば学力低下も防げるということを述べているわけである。

また、算数においても昭和43年の「算数の現代化」の学習内容は、非常にレベルの高いものであったことから、どうも最近の教育が退化しているのがなんとなく見えてくる。

では、「そろばんは昔のように復活できるか?」といえば、それは難しいと思う。教育は退化しても産業は進化している。家電や車はどんどん進化している。そろばんは「道具」であるから進化できないままである。でも、「そろばんを活用した教育」としてならば進化できると思われる。

つまり、「珠算を算数に進化させる」ということである。

高度経済成長期ならば「競争原理」の考えは通用したが、今や車もエコカーの時代、合理性を求める時代である以上、珠算の競技も今の子どもから「そろばんに競争があるの?」という声が聞こえてくるような気もする。

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