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合理性

17日(日)に群馬県講習会が終わり今期の本部講習会も無事終了した。群馬県講習会は、『2A』~『3B』を、最近発行した『解説・解答書』を中心に話した。やはり『解説・解答書』を作ってよかった。従来の講習とは少し違った味が出たと思う。

『2A』~『3B』は、珠算教育(初歩指導)において要とも言える内容が多いので、この段階で指導を間違えると、特に低学年は致命傷になる恐れがある。

本来、珠算教育には「運珠法」という音声言語のような指導がある。つまり2+3は「5をいれて2をはらう」、5-4は「1をいれて5をはらう」という言葉を使う教え方である。この「運珠法」は、「2+3はいくつ?」という問いかけをしているにも関わらず「5をいれて・・・」 これでは計算の前に答えを教えているようなものである。

「運珠法」を教えなければ、児童は自然に「2+3はいくつだろう」と考える。さらに2+3の合併や交換法則も理解できるようになる。「2をはらって3とあわせて5にする」方が、式における音声言語や数理的な立場からも正しい。『テキスト』で証明)

http://with-sskclub.blog.ocn.ne.jp/blog/2009/05/post_b55f.html(参考ブログ)

「運珠法」は「これを覚えれば計算ができる」という発想から100年前に作られたものであるが、一見合理的に思えても計算に無駄や誤答がたくさん出ればこれは合理的とは言えなくなる。つまり「簡単に教えられる」というのは指導者の合理性に過ぎない。「よくわかる」というのは児童の合理性である。

この勘違いは大きい!

合成分解は、合成分解そのものより、そのメカニズムを理解した方が大切である。

http://ameblo.jp/nakajyuku/day-20090105.html(参考ブログ)

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