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概数(3)

「0.512を 上から2けたの がい数にしましょう。」

この問題の誤答はほとんどが0.5である。上から2桁というのは、「5と1」の有効数字のことである。つまり0.512の「0」は、位を表している数字であるため有効数字ではない。

↓図のように、数直線を使って概数処理をすれば、有効数字の意味も理解できる。珠算は形式的な処理に走る傾向があるので、その点は全てにおいて改めるべきである。

090414_0934362

それでは一般的に概数の信用性は何桁までであろうか?円周率の3.14は上から3桁の概数(近似値)であり、もともと無理数であるから「真の値」は永久に求められない。そこで算数においては「上から3桁まで」を上限と決めている。

もし「棒の長さをものさしで測ったら、1.24896mでした。」と告げられたら、逆に「嘘ぽい!」というイメージがつかないだろうか?

ものさしで測った何本かの棒の長さの平均値を求めるならば話は違ってくるが、平均値でも小数点以下2桁目以降を出すことは、やはりあまり意味がないと思う。

それより、概数の意味・小数・量の換算などを理解させることの方が遥かに大切である。SSKCLUBが求めているのは数の大きさ(桁数)より「算数的な計算力」である。

指導者の「指導ものさし」が初めから狂っていれば、概数と言えども使いのもにならない数値になることを認識してほしい。

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