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教えること

珠算界では、教材について討議されることが多いが、弟子ブログに書かれているような「教材研究までする人間は少ない」ということは事実である。

また、「教える」ということについても、あまり深く追求しない傾向がある。それは、従来の指導法が、あまり考える必要がないように作られているからである。

例えば、3+4を学習している児童に、「4といくつで5になる?」というような質問は、この段階では不要なことである。つまり、既に1と4の数観念ができているにも関わらず、分かっていることを分かりにくい言葉で質問をする。「果たして児童は何が分からないのか」を、いち早く気づくことが指導者には大切である。

4のたし算は、5の合成も10の合成も含まれている。もし、児童が分類で戸惑っているならば、「5をつくる」「10をつくる」だけを指示すればよい。一度に、「4といくつ?」「5をいれて・・・」長い説明ほど分からないものはない。

説明するより考えさせる方が、児童は計算に参加できる。

間違っているところは、必ず「諭す」ようにして話してあげるべきである。

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