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量と測定と小数

珠算の「小数計算」と言えば3級の乗除算のことである。珠算の小数の乗除算は十進構造を教えない定位法による計算である。そのため暗算に活きない計算となる可能性が非常に高い。

新・学習指導要領では「量と測定」の領域において、さまざまな量の単位と測定について理解すること・量の大きさについての感覚を豊かにすること」など自分で考えたり説明したりすることを重視している。特に3学年の内容に「長さ、体積、重さのそれぞれの単位の関係を調べる活動」ということが算数的活動の中に位置づけられている。それはやがて6学年の「メートル法」に結びついて行く。

このメートル法は、10倍、100倍、1000倍、10分の1、100分の1、1000分の1の関係を捉えることが大切になる。

そこで、かさ・長さ・重さの関係を表してみる。

かさm l → ※c l→ d l → l (10倍の関係) → k l(1000倍の関係)

長さmm → cm → ※dm → m (10倍の関係) → km(1000倍の関係)

重さmg → ※cg → ※dg → g (10倍の関係) → kg(1000倍の関係)

※の単位は小学校で扱われていない。

このように連続量は、ミリ → センチ → デシ → 基本単位 → キロ の関係が十進構造を含んでいるから、そろばんの特性を活かせば非常に優れた学習ができる。

そろばんに布数した数の上に単位をつけて教えても、上のような単位の関係が理解していなければ何の役にも立たない。算数ではそろばんの使用ができないわけであるから、せっかく習得した暗算をこのような量の問題に使えるようにした方が、遥かに児童は救われる。

それにはまず「小数」を教えるべきである。

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