島根県スペシャル学習会
3月29日(日)島根県スペシャル学習会が開催された。今回のテーマは『KIDS1~3』だった。
さて、幼児指導で一番心がけなければならないのは「指導者は幼児の能力をいち早く認識すること」である。幼児指導の場合小学1年生と大きく違っている点は、数概念・数観念を育成することが狙いであり、計算は、概念・観念無くして成立できないことから、あまり深入りしないようにすることである。
家で例えるならば、概念は基礎・観念は柱や壁である。計算は完成した家の中に入れる家具や家電のようなものである。したがって計算には快適さが要求される。
計算につまづいている児童は、計算に不快感をもっていると思われる。
幼児は、数の認識が未獲得であるので、指導者は上下左右から幼児を観察できる能力を要求される。例えば2+3=5のような計算は暗記させても解答はでる。しかし、2+□=5がなぜひき算になるのか?このような不離一体性を必要とされる能力は記憶では絶対に養われない。逆に、このような数学的な能力が養われた幼児は、記憶しなくてもスラスラ計算を解くことができるようになる。適応訓練の再生がいかにつまらない学習であるかを考えるべきである。
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