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作問法(1)

今年もSSKCLUBの先生方から沢山の年賀状を頂いた。先生方のコメントには「生徒が増えて授業が充実してきました」という内容が実に多い。先生のやる気は、児童のやる気を引き出す。今年もよい授業を目指して頑張って欲しい。

SSKCLUBを創設して今年の7月で丸8年である。毎年サプライズの連続であったが、その中で一番の喜びは『テキスト』の完成度である。特に1年生が合成分解を一発学習で通過してくる光景は、何度見ても「感動」!である。これはプロであれば誰もが願うことだと思う。

よく考えると、合成分解は算数である。珠算の合成分解を「算数的な作問」にチェンジすれば、子どもは自然に考える合成分解をマスターすることができる。厄介な、覚える合成分解を使わなくて済む。しかし、珠算には昔から「珠算作問法」というものがある。この作問法については、30年前に父親から指導を受けたことがあるが、児童が「合成分解を間違いなくできる」ようにならない限り、それは決して正しい作問法であるとは考えられなかった。つまり学問とは、「疑問と疑い」から始まり、失敗から成功を導くものである。

あれから20年の時が流れ、ようやく辿りついた作問法(SSKCLUBテキスト)が算数であったということは、「灯台下暗し」の何者でもなかったような気がする。

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