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愛知県本部講習会

昨日、愛知県本部講習会が開催された。静岡・京都・滋賀・奈良・三重からの参加者も含め、外の寒さに負けず熱い講習ができたと思う。

講師業を始めて今年で15年になるが、これから先この仕事がいつまで続けられるか全く予想がつかない。最近はSSKCLUB以外の依頼も増え、4月19日は茨城県で「全珠連関東地方連合会主催」の講習会も控えている。この講習会で話す前半の内容は珠算関係者を震撼させると思う。毎年20件の講習をしていると、どこでどのような話をしたか忘れてしまうものであるが、なるべく旬の話をしようとは心がけている。

人の前で話をするとなると、かなりの情報を持っていないと正直きつくなるので、普段のトレーニング(勉強)はどうしても必要となる。自分の勉強哲学は「構えてやるもの」ではなく、毎日顔を洗うとことと同じように習慣性のものだと思っている。だから毎日何かを学んでいないと気持ちが悪くなってくる。

勉強とは、頭に入れた情報(インプット)を出す(アウトプット)ことにより、初めて完成したと言える。(お金と同じで貯めるだけでは意味がない。)したがって、講習会や原稿を通じてどんどん吐き出しているわけである。自分が知っていることを隠さず他の人に教えることで自分の為にもなるし、それがやがて子どもの幸せにも繋がる。子どもが幸せになれば、その親も喜んでくれるだろうと思う。そんなわけで勉強をしたり、教材を作ったり、授業をしていると、いつのまにか「学ぶ人生」のようになってくるわけである。

「出世」という言葉があるが、これは地位や身分が偉くなることではなく「世に出る」ことだと思う。世に出ても叩かれるのが人間社会であるが、人が喜ぶことをすればそう叩かれることもないと思う。さらに「趣味の世界から生まれたものの方が圧倒的に世の中を変えたり人々に感動を与えたりする」ものであるから、楽しんで仕事をした方が長続きができると思う。

哲学者ヒルティも「やってみるのは学ぶより勝っている」と言っている。受講しても実際に子どもを教えなければ、それはただ「聞いただけ」に終わる。

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