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スパイラル学習

「全国学力テスト」や「OECDのPISSA」の結果から、児童の学力低下が叫ばれるようになり、2011年から「新学習指導要領」がスタートする。今回は随所にスパイラル(螺旋)的な学習方法や応用的な問題が採用されるようになっている。

そもそも「スパイラル学習」とは別に新しい学習方法ではない。自分が30年前に読んだ、広岡亮蔵著(名古屋大学教授)『授業改造入門 1976年発行』の本の中に次のような「スパイラルな学習の構造」が記載されている。

             ↓

教材内容を、学年発達にしたがって系統づける。そのさいに、原則としては、心理的な螺旋形の繰り返しの系統、つまりスパイラルの学習が主要系統になろう。

スパイラルな学習とは、同一の主題について、たとえば、最初は未分化な第一段階から出発し、次にやや分化した第二段階へと上昇し、さらに、一面ではより分化するとともに、反面では統合関係が成り立つ第三段階へと、くり返しながら上昇していく系統づけである。 (直観→分析→関連の繰り返し)

例えば、『KIDS1』『分類テキスト』は、犬・猫・狐などを見て動物であることを分析して、その動物の関連性を探す。さらにP1~6までの分類をP7~16でもう一段階上げて学習するように作られている。対応操作の問題に関しても、『KIDS1』と『分類テキスト』で同じようなスパイラル学習がみられる。

その他、『ABACUS2A』~『ABACUS3B』、『ザ・かけ算』『ザ・かけ算2』、『ザ・わり算』『ザ・わり算2』もテキスト自体がスパイラルである。

また、たし算→ひき算・たし算→かけ算・ひき算→わり算・かけ算→わり算と演算の関連性を非常に細かく図解で学習できるようになっている。さらに整数→小数→分数も少しずつ(『小数テキスト1,2 分数テキスト1,2』) 繰り返し繰り返し学習を上げている。 (基本を非常に大切にした縦型教材である。)

SSKCLUBの学習体系は、今から20年前に構想し8年前に具体化(テキスト)したものであるから、今頃「スパイラル」と驚くことでもない。要するに学問とは、ブームや流行ではないから真実の学習体系をとことん追求して行けば、当たり前のような結果が出るものである。Fgdak

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