チップによる学習効果
【年長児 数あそび Aクラス】
学習段階 KIDSドリル学習中
★本日の学習(チップ)
「ランダムに渡したチップから55枚を数えさせる。」
☆数えた後
質問「55の5(10の位を指して)って、何?」→「かたまりが5つ」
「かたまりって何?」→「10だよ」
「こちらの5(1の位を指して)って、何?」→「バラが5つあるんだよ。」
質問「55は10がいくつあるの?」→「5つだよ」
「1は?」→「5だよ」
質問「どちらの5が大きいの?」→「そっちだよ(左を指して)かたまりだもん!」
☆10の階段作り
質問「チップをばらばらにして 階段を作ってくれない?できる?」→「できるよ」
55枚のチップを使って10の階段を作らせる。この学習は、数の保存概念と集合数と順序数が同時に獲得できる。
質問→解答→再度質問→解答と繰り返すことで、数の構成へ導くことができる。(このような学習を数日間すると効果的)
昨日のブログに書いた1年生より、はるかに数の認識が高い。数の構成を、いくら数字を使って分からせようとしても、発達がついていない場合は絶対に無理なことである。発達と学習を合わせる(レディネス)ことを知らない指導者から学ぶと、幼児は不幸になるような気がする。
『KIDSスペシャル』『KIDSドリル』では、順序数と集合数の一体化を学習する。特に『ドリル』は簡単な数直線も学習する。幼児の写真を見ると、指導者が指示を出さなくても左から順番にチップを並べている。つまり「数は左から大きくなる」ことを自然に獲得しているのである。(インフォーマル)
このようなチップ学習は、1年生の算数の授業でもしっかりできないことである。これが春になると花と一緒に開花する。なんとも美しいことである!
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