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知能(4)

昨日の続き 知能は遺伝か環境か?

知能は遺伝も環境も大切な要因であることには間違いない。

心理学では、知能について5つの説がある。

①遺伝説 ②環境説(学習説) ③輻輳説(ふくそうせつ) ④環境閾値説 ⑤相互作用説

この5つの説を考えると遺伝も環境も同じレベルで重要視されていることがわかる。われわれ珠算に携わる者が児童の遺伝についてとやかくいう資格はないので、よりよい環境で教えることを考えなければならない。つまり、指導力(教材力)を磨くということである。

そもそも知能の高い親は、比較的所得も高いし文化的要素が強い。つまり、初めからよい環境に子どもを置くことができる。そうなると果たして遺伝か環境かという断片的な結論が難しくなってくる。そこで知能は、輻輳説~相互作用説というような考え方が一般的になってくる。

知能は、「一般的に単一の能力ではなく色々な因子が組み合わさったり、お互いに作用しあってはじめて知的活動ができる」といわれている。その因子構造モデルは学者により異なるが、大体共通している因子は、言語・数学・記憶・思考だと思う。この因子を活動させれば知能は上がってくるということであろう。

結晶的知能というのがあるが、その知能は勉強をすれば一生涯上がるらしい。やはり指導者といえども勉強は大切である。

珠算は一般的に「計算器を使って計算する」学習であるから、数学と思考はあまり関係がないと思われる。事実、珠算式暗算は後頭葉(映像)を使っていることから、筆算のように思考しているわけではない。また、珠算教育では文章問題を解くこともない。そのようなことを考えると、珠算教育の中で数を認識したり、計算の意味を考えたり、計算のきまりを見つけたり、文章問題を解いたりする学習は、かなり効果的だと思う。SSKCLUBは、それを週に2~3回、数年間、珠算教育を学ぶわけであるから、きっと子どもの知能偏差値は上がってくる。偏差値が上がれば、算数も国語もよくなってくるはずである。

指導者も自分の知的能力を磨かないと、子どもの知能を向上させることはできないと思う。

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