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学習方法(2)

合成分解の中で、6+7型(右排左進)のような計算は、児童が非常に誤答する割合が高い問題である。その理由は珠算の学習方法にある。

珠算は、基本的に「7は3をはらって10を入れる」という決まりを覚えて計算する学習である。この場合「7は3をはらって10を入れる」は、耳から入ろうが、目から入ろうが、刺激には変わりはない。その刺激を受けて、そろばんの珠を動かすわけである。この珠を動かすことが反応になるわけである。このような学習を「対連学習法」という。早い話「覚える計算」である。

これに対して、3+7→4+7→5+7→6+7のように3+7(数観念)を基にして、5+7・6+7を関連づけて計算する方法がある。つまり既有の知識を組み合わせたり、また新しい知識を生産していくような学習である。これを「問題解決学習」という。これは「覚えない計算」である。

この2つの学習方法をどう思うか?確かに同じ6+7の問題であるが、学習方法が異なれば児童の理解も異なってくる。この学習方法については間違いなく問題解決学習法の方がいい。これは誰が教えようが、ほとんどの児童が好結果を出すことができるからである。

さらに「対連学習法」は、機械的な暗記学習であるから操作を覚えた後、急速に忘却される。その後長い時間を経て記憶されるが(レミニセンス)珠算の6+7は、3をはらう時、3がそろばん上に見えている。これが6+7が6+8に化けてしまう可能性が高い理由である。

このように考えると、理解や記憶に障害が起きる学習方法は改めた方がよい。困るのは児童である。珠算塾は誰の為にあるのか?よく考えてほしい。

090126_202901

児童が問題を解決していくので

「合成分解」の言葉(文章)など全く要らない。

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