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知能(3)

そろばんを兄弟で習った時、果たして同じように上手くなるだろうか?

知能は遺伝か?環境か?もし知能が遺伝であるならば、兄弟は必ず似たような珠算経路をたどることになる。そこで知能指数と遺伝的類似度との相関を数値で示してみる。

親子・・・同姓0.42 別性0.15  

同胞・・・同姓0.47 別性0.24  

二卵性双生児・・・同姓0.6  

一卵性双生児・・・同姓0.86  別性0.72

(資料 Bouchard & Mcgue 1981年  最高値1 )

この資料から親子より兄弟、兄弟より双生児の順に知能は遺伝していることがいえる。しかし親子の別性や兄弟の別性は、それぞれ0.15と0.24であるから殆ど遺伝していないということになる。親子の0.42でも高いとはいえない。ちなみに身長と体重の相関は0.5である。

このデーターから珠算塾へ兄弟が入学した場合、兄と弟は同じように進級していくと考えるのは非常に甘い考えである。中には弟の方が兄を超えてしまうことだってある。特に弟・妹をKIDSに入れた場合は全く違った経路をたどることが多いので、殆どの親は「同じ兄弟なのになんでこんな違うのですか?」と言う。これは兄弟だから余計にKIDS教育に驚くわけである。その反面、一卵性双生児は、非常に高い数値で知能が遺伝するので、まず同じように学習が進むと考えてよい。

このデーターから知能は環境も重要であるといえる。幼児には幼児の発達に合わせた学習をやはり用意しなければならない。教育は個人の人格を形成するものである。いくら兄弟とはいえ、軽く考えるものではないと思う。

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