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数感覚

九九は「2×1・2×2・2×3・・・」と唱えることによって覚えることができる。(聴覚的記憶)そろばんは、この九九を利用して練習を重ね、桁数を上げ、難しいかけ算やわり算の計算を短時間で解くことができるようになる。これは一種の技である。理屈のないシンプルな計算器であったため、100年も前から使われ現在も素晴らしく生きている。

「シンプルな計算器」であるということは、「計算のプロセスが見える」ということである。つまり、教具としてのそろばんとしても十分活用できるのである。

そこで図のようにかけ算をそろばんを使って展開すると3×5=5×3・7×6=6×7、8×2+8×3=8×5の交換法則や分配法則が理解できるようになる。せっかく九九を覚えるならば、このような法則をふまえてそろばんを学習した方が、遥かに「数感覚」を養うことができる。「数感覚」が習得できれば、今まで見えなかった九九全体が見えるようになり、さらに簡単な計算の見積もりまでが理解できるようになる。

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